rooler man

フロントシングルの効果を考えてみた

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フロントダブルって言っても2×11Sあるように見せかけて実は14-15sしか使える範囲はup方向でもdown方向でもない。
Di2のスマートシフトだって、22Sあるからと言ってdown方向へ進むのにアウター→インナー→アウター→インナーとフロントを繰り返し操作することは絶対にないから実質は14-15枚。
しかもその内1回はかならずフロントの変速をしなくてはならないし、フロントの変速をするときにはリアの変速を「戻す」動作が必要になる。そこはどうしてももたつく。

表には挙げてないが市民レーサー系で12-25Tを使いたがる人がいるけど、アウター⇔インナーの切り替え時に「コンパクトドライブ」を使っている人は不利を被る。
リアの変速を戻す動作、11-28でちょうど3速戻すのがピッタリなんだけど12-25だと4速戻さないと合わない(3速でOKとするとちょっとごまかしているんだと思う)。
4速戻すということはダウン側で2回レバー操作が要るし、アップ側で4回・・・・。by shimano

操作の手数を考えるとフロントシングルにもメリットはある。
トップ側の2枚分カットしているけどギアが足らなくて切れたってよほどのコースじゃなきゃないような気がするんだよね・・・市民レースでも。
軽い方のギア比の跳び具合はフロントダブルとあまり変わりがないというのも計算では証明できているのでトップ側が足りないことが問題にならない限り行けると思うけどなぁ…。